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珈琲のこと / 2024.07.12

朝の一杯が
できるまで

豆を量り、挽き、湯を注ぐ。いつもの一杯の向こうにある、小さな手仕事をたどります。

朝の窓辺で珈琲を抽出する手元

豆の声を聞く

袋を開けた瞬間に立つ香り、豆の色つや、手のひらで転がしたときの感触。その日の豆の状態を、五感で確かめるところから準備は始まります。

産地や精製方法によって、同じ銘柄でも表情は少しずつ違います。豆の声に耳を澄ませることで、今日の最適な焙煎度合いや挽き目が見えてきます。

湯を置くように注ぐ

湯は一気に注ぐのではなく、粉の中心にそっと置くように落とします。膨らしの時間には、豆の中で眠っていた香りがゆっくりと目を覚まします。

抽出を終えて窓辺に置かれた珈琲

待つ時間も、味になる

抽出が終わった直後の珈琲は、まだ少し尖っています。カップに注いでから、ほんのひと呼吸おくことで、味がやわらぎ、香りがふくらんでいきます。

急がないことが、味を整えるいちばんの近道です。

この記事を書いた人
灯窓珈琲店 焙煎担当

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